Googleサーチコンソールの基本|検索パフォーマンスの見方

約10分で読めます

こんな人にオススメの記事

  • Googleサーチコンソールを設定したが見方がわからない方
  • 自社サイトがどんなキーワードで検索されているか知りたい方
  • Googleアナリティクスとの違いがわからない方
  • SEO対策の効果を数字で確認したい方

この記事の目次

「自社のホームページが検索でどのくらい表示されているのか」「どんなキーワードで検索されてサイトに来ているのか」——こうした疑問に答えてくれるのが、Googleサーチコンソール(Google Search Console)という無料ツールです。Googleが公式に提供しているもので、WEBサイトを運営するすべての方にとって欠かせないツールの一つです。この記事では、Googleサーチコンソールの基本的な機能と、特に重要な「検索パフォーマンス」レポートの見方を、初心者の方にもわかりやすく解説します。

Googleサーチコンソールとは何か

「検索エンジンから見た自社サイト」を確認できるツール

用語メモ

Googleサーチコンソール(通称:サチコ)は、Google検索における自社サイトの表示状況やパフォーマンスを確認できるGoogleの無料ツールです。サイトの管理者であれば誰でも利用できます。

Googleサーチコンソールを使うと、以下のようなことがわかります。

  • 自社サイトがGoogle検索で何回表示されたか
  • どんなキーワード(検索語句)で表示されているか
  • 検索結果で何回クリックされたか
  • 検索結果の平均掲載順位はどのくらいか
  • サイトにエラーがないか(ページが正しくGoogleに認識されているか)

たとえるなら、Googleサーチコンソールは「Googleの目を借りて自社サイトを見る望遠鏡」のようなものです。普段は見えないGoogle検索の裏側を覗くことができます。

Googleアナリティクスとの違い

「Googleアナリティクスとは何が違うの?」というご質問をよくいただきます。両者は役割がまったく異なります。

用語メモ

Googleアナリティクス(GA4)は、WEBサイトに訪れたユーザーの行動を分析するツールです。「サイトに来た後」の動きを見るのに対し、サーチコンソールは「サイトに来る前」の検索状況を見ます。

Googleサーチコンソール Googleアナリティクス
主な役割 検索結果での表示状況を確認 サイト訪問後のユーザー行動を分析
わかること 検索キーワード、表示回数、クリック数、掲載順位 ページビュー数、滞在時間、流入経路、コンバージョン
視点 サイトに来る「前」 サイトに来た「後」

両方を組み合わせて使うことで、「どう見つけてもらうか」と「来てからどう動いてもらうか」の両面から改善できます。

Googleサーチコンソールの設定方法

アカウント登録とサイトの追加

Googleサーチコンソールの設定は、以下のステップで行います。

  1. Googleアカウント(Gmailアカウント)でGoogleサーチコンソール(https://search.google.com/search-console/)にログインする
  2. 「プロパティを追加」をクリックし、御社のサイトURLを入力する
  3. サイトの所有権を確認する(所有権の確認方法は複数あります)

所有権の確認とは、「このサイトは自分が管理しています」とGoogleに証明する手続きです。方法はいくつかありますが、一般的には以下のどちらかが簡単です。

  • HTMLタグをサイトに埋め込む方法:指定されたコードをサイトの<head>内に貼り付ける
  • DNSレコードを追加する方法:ドメインの管理画面でGoogleが指定するレコードを追加する

設定に不安がある場合は、WEB制作会社に依頼するのがおすすめです。一度設定してしまえば、あとは管理画面からいつでもデータを確認できます。

データが反映されるまでの期間

サーチコンソールを設定した直後は、データがまだありません。設定後、データが蓄積されて確認できるようになるまで、一般的に数日〜2週間ほどかかります。すぐにデータが表示されなくても心配ありませんので、しばらく待ちましょう。

サーチコンソールは設定するだけでデータが自動的に蓄積されます。「まず設定しておく」ことが大切です。

検索パフォーマンスレポートの見方

4つの基本指標を理解する

サーチコンソールの中で最も重要なのが「検索パフォーマンス」レポートです。ここでは以下の4つの指標が表示されます。

  • 合計クリック数:Google検索結果から御社のサイトがクリックされた回数です。実際にサイトを訪れた人の数と考えてください。
  • 合計表示回数:Google検索結果に御社のサイトが表示された回数です。クリックされなくても、検索結果に出ていればカウントされます。
  • 平均CTR(クリック率):表示された回数のうち、実際にクリックされた割合です。CTRが高いほど、検索結果上で「クリックしたくなる」見え方をしていると言えます。
  • 平均掲載順位:Google検索結果での御社サイトの平均的な順位です。数字が小さいほど上位に表示されていることを意味します。

用語メモ

CTR(Click Through Rate/クリック率)は「表示された回数に対してクリックされた割合」を示す指標です。たとえば100回表示されて5回クリックされたらCTRは5%です。

各指標の関係性を理解する

4つの指標は互いに関連しています。わかりやすく例えると、こんなイメージです。

御社のホームページを「お店」に見立ててみましょう。

  • 表示回数 = お店の前を通りかかった人の数
  • クリック数 = 実際にお店に入った人の数
  • CTR = 通りかかった人のうち、お店に入ってくれた人の割合
  • 掲載順位 = お店が大通りにあるか、裏路地にあるか

掲載順位が良くても(大通りにあっても)CTRが低い場合は、看板(タイトルやメタディスクリプション)に魅力がないのかもしれません。表示回数が少ない場合は、そもそも検索されるキーワードでヒットしていない可能性があります。

データの絞り込み方

検索パフォーマンスレポートでは、以下の切り口でデータを絞り込むことができます。

  • クエリ(検索キーワード):どんな言葉で検索した時に表示されているか
  • ページ:どのページが検索結果に表示されているか
  • :どの国からの検索か
  • デバイス:パソコン・スマートフォン・タブレットのどれからの検索か
  • 期間:直近7日間、28日間、3か月間、6か月間など

たとえば「クエリ」を見ると、御社が想定していなかったキーワードで検索されていることに気づくことがあります。これは新たなコンテンツ作成のヒントになります。

検索パフォーマンスを改善に活かすポイント

表示回数が多いのにクリックされないページの改善

表示回数は多いのにクリック数が少ない(CTRが低い)ページがある場合、検索結果に表示される「タイトル」や「メタディスクリプション」を見直すと効果的です。

用語メモ

メタディスクリプションとは、検索結果でタイトルの下に表示される短い説明文のことです。ユーザーが「このページを見てみよう」と思うかどうかに大きく影響します。

改善のポイントは以下の通りです。

  • タイトルに検索キーワードが含まれているか確認する
  • タイトルが魅力的で、クリックしたくなる内容になっているか見直す
  • メタディスクリプションにページの内容が適切に要約されているか確認する

順位が惜しいキーワードを狙ってコンテンツを強化する

平均掲載順位が10位〜20位前後のキーワードは、もう少し頑張れば検索結果の1ページ目に入れる可能性があります。こうした「あと一押し」のキーワードを見つけたら、そのキーワードに関連するコンテンツを充実させることでさらなる順位向上が期待できます。

たとえば「群馬 ホームページ制作」というキーワードで15位にいる場合、そのキーワードに関連するページの内容を見直して、情報を追加したり、より具体的な事例を載せたりすることが有効です。

インデックス状況の確認

インデックスとは何か

用語メモ

インデックスとは、GoogleがWEBページの内容を読み取り、検索データベースに登録することです。インデックスされていないページは、Google検索の結果に表示されません。

せっかく作ったページも、Googleにインデックスされていなければ検索結果に出てこないため、誰の目にも触れません。サーチコンソールの「ページ」レポート(旧称:カバレッジレポート)で、御社のサイトのページがどれだけインデックスされているかを確認できます。

インデックスされていないページの確認と対処

「ページ」レポートでは、インデックスされたページとされていないページの数、そしてされていない理由が表示されます。よくある原因には以下のようなものがあります。

  • 「noindex」が設定されている:ページにGoogleのインデックスを拒否する設定がある
  • クロールはされたがインデックスされていない:ページの品質が低い、または重複コンテンツと判断された可能性がある
  • リダイレクトでエラーが出ている:ページ転送の設定に問題がある
  • 404エラー:ページが見つからない状態

エラーの内容を見て原因がわからない場合は、WEB制作会社に相談するのがおすすめです。エラーを放置するとサイト全体の評価に影響することもありますので、定期的にチェックする習慣をつけましょう。

サーチコンソールを日常的に活用するコツ

月に一度はデータを確認する習慣をつける

サーチコンソールは設定したまま放置しては意味がありません。月に一度でも構いませんので、定期的にデータを確認する習慣をつけましょう。確認すべきポイントは以下の3つだけで十分です。

  • クリック数と表示回数の推移(増えているか、減っているか)
  • どんなキーワードで検索されているか(新しいキーワードがないか)
  • エラーが発生していないか

特にクリック数や表示回数が急に大きく変動している場合は、何か原因があるはずです。Googleのアルゴリズム(検索順位を決める仕組み)の変更や、サイトの技術的な問題が考えられます。

WEB制作会社・SEO会社との共有

サーチコンソールのデータは、WEB制作会社やSEO対策の依頼先と共有すると非常に有効です。サーチコンソールにはユーザー権限の付与機能がありますので、制作会社のGoogleアカウントに閲覧権限を与えることで、データを共有できます。データに基づいた改善提案を受けられるようになり、「なんとなく」ではなく「根拠のある」施策を進められます。

サーチコンソールのデータを制作会社と共有することで、ホームページの改善がより効果的に進みます。

まとめ

Googleサーチコンソールの基本について振り返ります。

  • サーチコンソールは「Google検索から見た自社サイト」を確認できる無料ツール
  • Googleアナリティクスは「サイトに来た後」、サーチコンソールは「サイトに来る前」のデータ
  • 検索パフォーマンスの4つの指標(クリック数・表示回数・CTR・掲載順位)を理解する
  • 表示されているのにクリックされない場合は、タイトルやメタディスクリプションを見直す
  • 掲載順位が惜しいキーワードは、コンテンツ強化で上位を狙える
  • インデックス状況を確認し、エラーがあれば早めに対処する
  • 月に一度の定期チェックを習慣にし、制作会社とデータを共有する

サーチコンソールは無料で使える強力なツールですが、設定していない中小企業がまだまだ多いのが現状です。まだ導入されていない場合は、まず設定するところから始めてみてください。使い方がわからない、設定が不安という方は、お気軽にご相談ください。御社のサイトに合わせた活用方法をアドバイスいたします。

CONTACT

WEBサイト制作のご相談はお気軽に

motiveはブランディングとマーケティングの視点で、お客さまの「らしさ」を引き出すWEBサイトをつくります。
情報設計から制作、公開後の運用まで、パートナーとして伴走します。

無料相談はこちら

無料でご相談する