MVVとは
MVVとは、Mission(ミッション)・Vision(ビジョン)・Values(バリュー)の頭文字を取ったフレームワークです。 企業が「何のために存在するか」「どんな未来を目指すか」「どんな価値観を大切にするか」の3つの問いに答えるものです。
採用ブランディングにおいて、MVVは発信するすべてのメッセージの土台になります。 採用サイトのコピー、社員インタビューの設問、面接で伝えるべきこと——すべてはMVVから始まります。
Mission(ミッション)とは
ミッションは、会社の「存在意義・使命」を表します。 「なんのために、この会社は存在するのか」という問いへの答えです。
ミッション策定のポイント:
- 自社がいなければ社会・顧客にとって何が困るか、を考える
- 現状を描くのではなく、果たすべき役割・責任を描く
- シンプルで、社員が日常的に口にできる言葉にする
Mission例(架空)
「地方の中小企業を、デザインの力で世界へつなぐ。」
Vision(ビジョン)とは
ビジョンは、会社が「将来目指す姿」を表します。 「どんな会社になりたいか」「どんな世界を実現したいか」という問いへの答えです。
ミッションが「なぜ」であるのに対し、ビジョンは「どこへ」という方向性を示します。 具体的であるほど、社員が「何に向かって仕事をしているか」をイメージしやすくなります。
Vision例(架空)
「2030年、日本の中小企業1,000社のブランドを変える。」
Values(バリュー)とは
バリューは、会社が大切にする「価値観・行動指針」を表します。 「どんな考え方・姿勢で仕事をするか」を示すもので、社員の日々の判断基準になります。
バリューは、複数の項目(3〜7つ程度)で構成されることが多く、 各項目に短い説明文を添えるのが一般的です。 「かっこいいことを言おうとしない」「実際の行動に体現されていること」が重要なポイントです。
MVVをつくるために
MVVは経営者一人が考えるものではなく、幹部・社員を巻き込んで策定するプロセス自体に意味があります。 ワークショップ形式で以下のような問いから議論を始めてみましょう。
- 創業者はなぜこの会社をつくったか
- 自社が社会にとってなくなったら何が困るか
- どんなお客様に喜んでもらいたいか
- 社内で「すごいな」と思う社員はどんな姿勢で働いているか
- 競合とは違う、自社だけの仕事の流儀はあるか
あなたの会社のミッション・ビジョン・バリューは、社員全員がすぐに言えますか?言えないとしたら、そこに改善の余地があります。
採用ブランディングとの関係
MVVが明確であれば、採用広報のコンテンツに迷わなくなります。 「ミッションに共感した社員」のインタビューを撮る、 「バリューを体現した仕事」を事例として紹介する—— すべてのコンテンツがMVVという軸から逆算されるからです。
逆に、MVVが曖昧なまま採用サイトをつくっても、 「どんな人に来てほしいか」が伝わらない、平凡なコンテンツになりがちです。