何ごともブランディング思考を取り入れよう
こんにちは、群馬県高崎のブランディング&Web制作会社のmotiveです。
今回は自社の魅力を伝えるためのコツ「ブランディング思考」について書いてみたいと思います。
どうにも自社の魅力を伝えられない
チラシや企画書、ホームページやPOPなど、自社(製品やサービスも含む)について紹介することがよくあるかと思います。
その際に、どうにも魅力を感じない、欲しいと思わないなど、自社の魅力が伝わってないなと感じることありませんか?そんな時はブランディング思考を取り入れることで、自社の魅力を引き出せるかもしれません。
そもそもブランディング思考って何?
ブランディング思考とは、ただ企業やサービスを紹介するのではなく、顧客に「自社の優位性につながるイメージを植え付ける」ということです。
少し難しい表現を使いましたが、ここで言う優位性とは「ここで買う意味」と言いかえられます。
ただ商品やサービスを紹介するだけでは「ここで買う意味」は感じづらいので、これにプラスしていかに「価値」を伝えるかが肝になってきます。価値とは単なる製品やサービスの特徴ではなく利用することによって、消費者にとってどんな便益が得られるかそれが価値となります。
価値を感じた消費者はその製品やサービスに対して高い満足を感じ、それがロイヤリティ(ブランドへの忠誠心)となります。ブランドとはこのロイヤリティの集合体と言えます。
自社の魅力ではなく、顧客にとっての魅力を伝えよう。
motiveも常に意識していることなんですが「顧客目線」で考えることが何よりも大切であり近道であります。
チラシなどを作る際はどうしても「安いよ!」「新鮮だよ!」「便利だよ!」といった自社が感じている魅力を伝えがちですよね。
しかしこれらは自社の機能的な側面(強みの一部)でしかなく、必ずしも顧客にとっての価値とは言えません。
こういった一方的な訴求にならないために「顧客にとっての魅力」とはなんだろう?と考えることで、今まで自分たちでは気づかなかった価値に気づき、それこそが打ち出していくべき魅力と気づくこともあります。
メリットとベネフィットを使い分けよう
顧客目線で考える際にコツは顧客にとっての価値を「メリット:特徴」と「ベネフィット:便益」に分けることです。
メリット:特徴
メリットとは、その商品やサービスの特徴です。
例えば、品揃えが豊富、安い、珍しい食材が置いているなど、イメージした際に浮かんでくる強みになります。
ベネフィット:便益
ベネフィットとは、その商品やサービスを利用したことで得られる顧客の利益や状態を指します。
例えばどういうことかと言うと「品揃えが豊富であることで、他の店舗をはしごしなくて済み、時間と労力の節約になる」であったり、珍しい食材が置いてることで「料理の幅が広がり、料理が楽しくなって家族仲が良くなる」など、その商品やサービスを通して、結果どんな幸せや状態を得られるかというものです。
掘り下げて考える際は「なぜ?なぜ?攻撃」が有効
顧客にとっての価値を見つけるには、なるべく深く掘り下げて考えることでより精度が高まります。しかし、なかなか考えつかないことがあるかと思います。そんな時にぜひ試してほしいのが「なぜ?なぜ?」攻撃です。
例えばクリーニング屋さんを例にしてみましょう。
なぜ、顧客はうちの商品を使うのか?
↓
便利だから
↓
なぜ、顧客はうちの商品を便利と感じるのか?
↓
当日に仕上げてくれるから
↓
なぜ、当日に仕上げてくれると便利と感じるのか?
↓
急に予定が入ったから
平日は取りに来れないから
このように「なぜ?なぜ?」で掘り下げることで、顧客の課題を見つけやすくなります。課題が見つかったらどのように訴求すれば顧客にとっての価値と感じてもらえるか分かりやすいかと思います。
ブランディング思考とは価値を伝えること
長くなりましたが結局のところ、ブランディング思考とは
「自社の優位性につながるイメージを植え付ける」
↓
「顧客にとっての価値を伝える」
↓
「ここで買う意味を創り出す」
ということになります。「価値とは顧客の中にある」ということを肝に命じて「なぜ?なぜ?」攻撃で顧客の課題を見つけることで、ぐっと訴求力がアップすると思いますので、ぜひ試してみてください。
お気軽にご相談ください
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