分かりづらい、ブランディングとマーケティングの違いについて
こんにちは、群馬県高崎のブランディング&Web制作会社のmotiveです。
今回はよく混同されがちなブランディングとマーケティングの違いについて書いてみたいと思います。
ブランディングは企業の生き様
ブランディングとマーケティングは混同されがちですが、これらは全くの別物です。
まずブランディングは企業やサービスの生き様を表す活動を指します。
例えば「自然と共に生きるアパレルメーカー」というコンセプトの企業があるとします。この企業はエコ素材を使った服を販売し、着なくなった服を回収して再利用をしたりしています。
ブランディングの観点は、この環境にやさしい服を販売する行為は、自然と共に生きる企業としての活動の一貫でしかありません。自然と共に生きる企業としてはその他に、植林活動やビーチクリーン活動、環境問題に取り組むスタートアップに投資などもしているかもしれません。
ブランディングとは企業が社会と交わした約束(ブランドプロミス)を果たす活動の総称であり、まさに企業の生き様と言えます。
マーケティングは売れる仕組みづくり
一方マーケティングは自社商品やサービスを買ってもらうための仕組み作りであり営利目的の活動になります。誰に対して何をどのように伝えていくかを計画し実行していきます。
例えば美容室のマーケティングを例にすると、どのエリアに出店し、どういった人をターゲットとし、どんなサービスや、いくらくらいの価格でサービスを提供するか、どんな手法で新規顧客を獲得していくか、そしてリピーターになってもらうかなどを計画します。
マーケティングとブランディングは交わりながら実行するからややこしい
マーケティングとブランディングの区別をややこしくさせる要因として、常に交わりながら進んでいくことが挙げられます。
例えば「忙しい女性の毎日がもっと素敵なものに」というコンセプトの美容室があるとします。
世の中に忙しい女性はたくさんいますが、その中でもどんな女性をターゲットにするかは、出店する地域の特性もありますし、それによってかかる経費(家賃、宣伝費、人件費など)も変化し、サービスの料金にも跳ね返ってきます。
さらには、ターゲットによって必要なサービスや訴求内容も変わってきます、これらを設計し実行していくことがマーケティングです。
しかしこれだけでは単なるママさん向けの美容室であり、熱狂的なファン(ロイヤル顧客)を作り出すには今ひとつ魅力に欠けます。
そこで武器となるのがブランディングです。「忙しい女性の毎日がもっと素敵なものに」を実現するには、お客さんの髪を切っているだけでは難しいでしょう。そこで、プロがオススメするお家でできるヘッドスパ講座や、セットし放題サービスなどが考えられるかもしれません。
このようなコンセプト(マニフェスト)が有言実行であること、かつそれらが顧客の価値となっていることで、顧客からの共感やロイヤリティを獲得しファン化へとつながっていきます。
ブランディング思考が不可欠に
SDGsが叫ばれる昨今、消費者の企業への忠誠心は企業の価値観や取り組みが大きく影響してきています。
顧客から信頼獲得するには、このタイミングで今一度自社の社会的役割をブランディング思考で見直すことが案外近道かもしれません。
お気軽にご相談ください
いかがでしたでしょうか、まずは課題の抽出から優先順位を付けて、着手できるところから進めていくと良いと思います。元々のホームページの作りが良くない場合はガラッとリニューアルしたほうが効率がよい場合もありますので、お気軽に相談してみてください。
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