ターミナルとは何か?
ターミナル(Terminal)とは、テキストを入力してコンピュータに命令を伝えるツールです。 Finder やブラウザのような「見た目があるアプリ」とは違い、文字だけでパソコンを操作します。
正確には、ターミナルは「画面」の部分を担うアプリで、実際に命令を解釈して実行するのはシェルという別のプログラムです。Mac では通常、zsh(ズィーシェル)というシェルが使われています。
例え話:ターミナルは「電話の受話器」で、シェルは「電話の中で話している担当者」のようなイメージです。ターミナルを通じてシェルに指示を送ります。
なぜターミナルを使うの?
「マウスで操作できるのに、わざわざコマンドを打つ意味は?」と思うかもしれません。ターミナルには次のようなメリットがあります。
- 速い:マウスを動かして複数のメニューをクリックする手間が省ける
- 自動化できる:同じ操作を何百回でも1行のコマンドで繰り返せる
- GUIがないツールを使える:開発ツールの多くはターミナルからしか使えない
- Claude Code が動く:Claude Code はターミナル上で動作する
Mac でターミナルを開く方法
ターミナルを開くには、いくつかの方法があります。
方法1:Spotlight から開く(最速)
⌘ + スペースを押して Spotlight 検索を開く- 「Terminal」または「ターミナル」と入力する
- 「ターミナル」が表示されたら Enter を押す
方法2:Finder から開く
- Finder を開く
- 「アプリケーション」→「ユーティリティ」フォルダを開く
- 「ターミナル.app」をダブルクリック
ターミナルを Dock に追加しておくと便利です。開いているターミナルアイコンを右クリック→「オプション」→「Dock に追加」で登録できます。
プロンプトを理解する
ターミナルを開くと、次のような表示が出ます。
username@MacBook ~ %
これをプロンプトと呼びます。各部分の意味は以下のとおりです。
| 表示 | 意味 |
|---|---|
username | 現在ログインしているユーザー名 |
MacBook | コンピュータ名 |
~ | 現在いる場所(~ はホームフォルダを意味する) |
% | 入力待ち状態を示す記号(zsh の場合) |
%(または $)の後にコマンドを入力して Enter を押すと、コマンドが実行されます。
まず覚える基本コマンド
ターミナルに慣れるための最初の3つのコマンドです。
pwd — 今いる場所を確認する
pwd(Print Working Directory)は、現在どのフォルダにいるかを表示します。
% pwd
/Users/username
ls — ファイル一覧を見る
ls(List)は、現在のフォルダにあるファイルやフォルダの一覧を表示します。
% ls
Desktop Downloads Documents Applications
ls -la とすると隠しファイルも含めた詳細一覧が表示されます。
cd — フォルダを移動する
cd(Change Directory)は、移動先のフォルダ名を指定して移動します。
% cd Desktop
% pwd
/Users/username/Desktop
cd .. で1つ上のフォルダに戻ります。cd ~ でホームフォルダに戻ります。
Tab 補完:フォルダ名を途中まで入力して Tab キーを押すと、自動的に補完されます。タイポ防止にもなるので積極的に使いましょう。
ターミナルを使いこなすコツ
- ↑ キー:前に入力したコマンドを呼び出せます
- Ctrl + C:実行中のプログラムを強制停止します
- Ctrl + L:画面をクリアします(
clearコマンドと同じ) - ⌘ + T:新しいタブを開きます
- ⌘ + N:新しいウィンドウを開きます
注意:rm -rf は指定したファイル・フォルダを完全に削除します(ゴミ箱を経由しません)。慎重に使いましょう。
次のステップ
ターミナルの基本を理解したら、次は開発環境の構築に進みましょう。Claude Code を使うためには、ターミナルから Homebrew・Node.js をインストールする必要があります。
- ターミナルはテキストでコンピュータに命令するツール
- Mac のデフォルトシェルは zsh(プロンプトは % で終わる)
- ⌘+スペース → "terminal" で素早く開ける
- pwd・ls・cd の3コマンドで基本操作は十分
- Tab 補完と ↑ キーを使いこなすと格段に速くなる